
【日曜連載】第1回:「志望校が決まらないのに、相談してもいいの?」と焦っている大学院・編入受験生へ
はじめまして。教育文化経営学院です。 当学院では、大学院進学や大学編入、教員免許取得を目指す方々のサポートを行っています。
日々多くのご相談をいただく中で、受験生の皆さんが共通して直面する「壁」や「悩み」があることに気づきます。 そこで本日から、毎週日曜日の連載コラムをスタートすることにいたしました。休日の少し落ち着いた時間に、ご自身の進路や学びとじっくり向き合うヒントとしてお読みいただければ幸いです。
記念すべき第1回のテーマは、ご相談の中で最も多く寄せられる**「志望校選びの焦り」**についてです。
志望校が決まらないのに、予備校に行ってもいい?
当学院に初めて相談にお越しになる方から、よくこんな不安の声をいただきます。 「まだ志望校が決まっていないのですが、相談に来てしまってよかったのでしょうか……?」
そう思ってしまうのも無理はありません。当校もそうですが、「〇〇大学対策コース」といった形で募集を行っている予備校が少なくないことから、「志望校を決めないと、受講コースすら選べない」「過去問集めもできないから、スタート地点にすら立てない」と思い込んでしまうのです。
その結果、志望校を決めるために毎日何時間も大学のホームページやシラバスを眺め、「どれもピンとこない」「自分には何が向いているのかわからない」と、一人で焦りと落ち込みのループに陥ってしまう方を、これまでたくさん見てきました。
志望校は「勉強しながら決める」で大丈夫です
そのような方に対して、私はいつもこうお伝えしています。 **「大丈夫です。志望校は、勉強しながら一緒に決めていきましょう」**と。
なぜ、勉強しながらで良いのか。 それは、**「本当の志望校は、学習を通じた知的好奇心の先にあるもの」**だからです。
当学院では、編入試験や大学院受験の小論文で必須となる重要なテーマについて、まずは順を追って講義をしていきます。
何度か講義を重ねていると、必ずどこかのタイミングで、学生さんの目の色が変わる瞬間があります。 「先生、今日のテーマ、すごく面白かったです!もっと知りたいです」と。
「面白い!」の種が、研究テーマに育つ
ここが、大きなターニングポイントです。 私はその学生さんの現在の学力に合わせて、無理なく読めそうな本を何冊か紹介します。「全部読まなくてもいいから、読めるもの、面白いと感じるものから読んでみて」と伝えます。
本を読んでみて「やっぱりこれだ!」と深くのめり込み、そのまま研究テーマが決まることもあれば、「いまいち違ったな」となることもあります。違ったら、また次の講義で別のテーマに出会えばいいだけです。
これを繰り返していくと、その方が「心底面白い!」と思えるテーマ(=研究テーマ)に必ず出会えます。
自分の深めたいテーマが明確になれば、あとは「そのテーマを専門にしている教授がいるのはどこか?」「その研究ができる大学・大学院はどこか?」という視点で探すだけです。
「消去法」ではなく「必然」の志望校選び
つまり、志望校選びが「消去法」ではなく、「必然」になるのです。
この順番で決めた志望校は、入学後のミスマッチが一切ありません。何より、「どうしてもこのテーマをここで研究したい」という強い熱量があるため、小論文や面接でも面接官を圧倒する説得力が生まれ、結果的に非常に高い確率で合格を勝ち取ることができます。
今、休日の時間を使って、パソコンの前で大学のホームページを見つめながら「志望校が決まらない」と焦っている方へ。無理に今、決める必要はありません。
まずは、あなたが何に興味を持ち、どんなことに「面白い!」と感じるのか。その種を見つけるために、一緒に学びをスタートさせてみませんか?
おわりに
いかがでしたでしょうか。第1回は「志望校選び」についてお話ししました。 外側から無理に枠をはめるのではなく、あなた自身の内なる好奇心を育てていくことが、遠回りに見えて実は一番の近道です。
この連載コラムは、毎週日曜日に更新していきます。 次回も、受験生の皆さんが抱えがちな悩みを取り上げ、解決のヒントをお伝えしていく予定です。
それでは、明日からの新しい1週間が、皆様にとって実りあるものとなりますように。また来週の日曜日にお会いしましょう。
■ 個別相談のご案内 教育文化経営学院では、現状の漠然とした興味からスタートできる学習相談を行っています。「志望校が決まっていない」「何から手をつければいいかわからない」という状態のままで構いません。 ひとりで悩まず、まずは一度お気軽にご相談にいらしてください。
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